高カルシウム血症とは、血液中にあるカルシウムの濃度が異常に高くなった状態のことをいいます。
高カルシウム血症重大な症状を表す可能性があります。骨や腎臓からのカルシウム再吸収の亢進、消化管からのカルシウム吸収の亢進により生じる。血液検査にて血清カルシウム濃度が12mg/dl以上で高カルシウムと診断され、14mg/dlまでは臨床症状を示さないが、それ以上で多飲多尿、元気消失、イライラ、疲労感、食欲低下、喉が渇く等の症状が起こります
高カルシウム血症の主な原因は病気や薬、ビタミンDの摂りすぎ、サプリメントによる過剰摂取などがあります。
原因 | |
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病気 |
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薬 |
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その他 |
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血清のCa濃度は8.4~10.2mg/dl程度の範囲に保たれている。正常値を10mg/dlとすると、そのうち4mg/dlはアルブミンと結合しており、1mg/dlはリンなど他のイオンと結合しており、5mg/dlがカルシウムイオンとして存在する。即ち、低アルブミン血症では見かけ上カルシウム濃度が低値になるため、補正した値をだす。補正Ca濃度=Ca濃度(mg/dl)+(4-Alb g/dl)である。我々は合計したCa濃度を測定しているが、生体内で活性があるのは通常は5mg/dlのカルシウムイオンのみであり、これらに調節機構が存在する。PTH,ビタミンDはカルシウム濃度をあげる、エルシトニンは甲状腺で作られるカルシウムを低下するホルモンである。
一般では血中カルシウム濃度をルーチンで測定することをしていないことが多い。そのためEKG検査をおこなってQT時間の短縮があって初めて高カルシウム血症を発見することがある。さらに稀になるが、高カルシウム血症、低リン血症をスクリーニングできるように、たまにはCa、IPの測定をすることが望ましいと考えられる。特に、骨粗鬆症の治療のためなどでCa剤を投与している場合は尿中のCa、Crも測定することが望ましい。
カルシウムの濃度が高くても症状が出ない患者さんもいらっしゃいますので、どの程度の濃度でどのような症状が出るのかは一概には言えません
初期:自覚症状が乏しいこともしばしばあります
イライラ、疲労感、ぼ-とする、吐気・嘔吐・腹痛・頭痛・食欲がなくなる・のどが渇く多飲・多尿・思考力の低下などの症状があります。
高カルシウム血症の症状の予防
高カルシウム血症の、症状を起こさない為にも、タンパク質は適量とる必要があります。、リンを控える食生活に変える必要があります。
高カルシウム血症は悪性腫瘍に合併したり、副甲状腺機能亢進症に合併したりする。症状としては悪心、嘔吐、中枢神経障害などが知られているが、これらの症状からは本疾患を疑うことはほとんどない。ただ、血液検査で計ってみないとわからないことが多い。特に気をつけることは高カルシウム血症は低カリウム血症と同様に腎性尿崩症の原因となることである。これは集合管におけるADH感受性が低下するためと考えられており、全身状態が悪いがん患者などでは、多尿によって容易に腎前性人腎不全となり死にいたる。腎不全の原因がカルシウムを測定しなければ不明となってしまう恐ろしい病気である。糖尿病性昏睡では治療中カリウムの補正が足りないと容易に低カリウム血症となり、もともとの病態が脱水であるにも関わらず、腎性尿崩症となり脱水が助長され死にいたることもある。悪性腫瘍の高カルシウム血症と糖尿病の低カリウム血症は腎性尿崩症によって患者を死に至らしめることがある非常に危険な病態である。
高カルシウム血症の症状と脱水
食欲がなくなってご飯を食べなくなると脱水が起こってきます。 脱水になると腎臓が悪くなりますが、 高カルシウム血症により濃縮能が落ちておしっこがたくさん出て、 さらに脱水が強くなり腎機能が悪くなるという悪循環が起こってきます。 これは抗利尿ホルモンの感受性が落ちてきて尿を濃縮する作用が落ちてきて、 おしっこがたくさん出ますので脱水になることがまず問題です。
高カルシウム血症の症状になると、食欲不振から脱水症状となり、脱水症状が起こると、腎臓機能が低下して、ひどくなってきますと意識障害が出てくる
多くの場合は原因に基づいて、カルシウムの吸収を抑制する薬を使います。ただし、緊急の場合は脱水や腎不全に対応する必要があるため、異なる方法を取ります。
軽度の高カルシウム血症への対応
骨からのカルシウム吸収を抑えることで血液中のカルシウム濃度を下げます。代表的な薬として、ビスホスホネートやカルシトニンが挙げられます。
ただし、これらの薬は即効性がないため、作用が出るまで2~3日ほどかかり、緊急の場合には向いていません。骨粗しょう症やガンなどにより高カルシウム状態になっている場合に主に用います。
代表薬としてグルココルチコイドを用います。
ビタミンD中毒や、副甲状腺ホルモンの産生が増えている場合に主に用いられます。
緊急の場合
緊急の場合はまず脱水の対処やカルシウムを体内から排泄することを考えなくてはなりません。そうすることで、腎不全などの予防となります。
尿濃縮障害により失われた体液の補充と尿細管でのカルシウムの再吸収を妨げるために用いられます。これにより、脱水を補正します。
腎臓からカルシウムを体外に排泄するためにフロセミドという利尿薬を用います。ただし、脱水を悪化させないために十分生理食塩水を投与した後に行います
高カルシウム血症の症状を引き起こす事は重大な症状に至る可能性があります。。
タンパク質、乳製品、小魚、レバーを控え、コンビニ弁当や、ねり製品、インスタント製品を控える事が、大事なようです。
肩こりや腰痛は多くの現在人が持っている共通の悩みです。
最近の研究によると筋肉のこりや痛みは筋肉そのものにあるのではなく、その周囲を包む筋膜という袋にあるということが分かってきました。
筋膜は筋肉どうしを隔てる壁になっているだけでなく、全身の体型を維持するようなボデイス-ツのような役割をしています。
最近の研究で筋繊維自体に痛みを感じるのではなく、痛みを感じる場所は、筋膜にあるということが分かってきました。筋肉が損傷を受けるとその周囲の筋膜は固くなり肥厚してきます。その場所は筋膜が厚くなってこれを外から押すとひどく痛い圧痛点があり、ほかの場所にも放散痛を起こします。この場所をトリガ-ポイントといいます
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上の超音波エコ-でやや上部の白く線上になっているところが筋膜です。
この筋膜の凝り固まったところを薬液で直接リリースする(はがす)ことが出来ます
エコ-を見ながら筋膜に針先を侵入させ、筋膜の重積している中にに局所麻酔剤や生食を入れて筋膜はがしをするわけです。
この患者さんも筋膜はがしを行いましたが痛みや凝りはすぐに軽減しています。
慢性のめまいや頭痛が一緒に取れて喜んでいる患者さんもおられます。
肩こりや腰痛で気になっている方はご相談ください
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しかし注射のほうが飲み薬より効果がよいとか、注射の代わりになる方法ないとかいう場合は注射をせざるを得ません。
膝関節にヒアルロン酸を注射するのに、飲むヒアルロン酸があるからよいと思う人があるでしょうが、それは間違いです。飲むヒアルロン酸は胃酸で分解を受けますので関節に直接届くことはありません。またヒアルロン酸は高分子でないと効果はありませんが、これを直接関節に届けるのは
抗生物質も飲み薬より点滴のほうが効果が強いといえます。またインフルエンザなどの予防も注射しか方法がありません。
すなわち人間は注射を打たずに済ますことは非常に困難です。それでは注射を痛くなくするのにはどのような方法があるかをここに挙げてみたいと思います。参考にしてください。
針は素早く入れ、素早く抜くと痛みが減るといわれています。
2、細い針を使う
注射をするのにもちろん小さい針が痛くないのは当然のことです。
当院ではできる限り小さい針を使うようにしています。
3、注射するところを圧迫する、注射するところをつねる
注射をする部位を針を刺す数秒前からかなり強く圧迫しておき、手を放した瞬間に消毒して注射する と、痛みをあまり感じなくて済むといわれます。
また注射する前に皮膚をつねっておくと痛覚が麻痺を起こします。この方法も痛みをあまり感じなくなります。
4、注射する場所を工夫する。
例えば膝関節の場合,膝の外方より刺入するほうが、内側より痛みが小さいようです。さらに膝の膝蓋骨の
下方より刺入すると、ますます痛みは感じにくいようです。
当院では注射場所を工夫したり、刺し方を変えてみたりしてなるべく痛くないようにしています。
5、注射を打つ前に麻酔薬入りの張り薬を貼る。その後30分ぐらいしたら痛みを感じにくくなります。
また挫滅創はいきなり消毒をすると痛いので、キシロカインゼリ-を塗布して処置を行うようにしています。
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