偽痛風

膝の関節が急に腫れて痛み、歩くことができなくなる場合があります。

 痛みが出るのは急でとくに打ったり、捻ったりということもなく、ひどい人は痛くて眠れないという場合もあります。

 

 これは関節炎の中でも特徴的で,急に起こり局所の熱感を伴い、多くの人は歩けなくてラ愛飲されることが多いです。

X線で特徴的なことは、膝の関節軟骨部に関節軟骨部に石灰化と言って白い戦場の線が認められます。偽痛風というから痛風の一種だろうと思われるかもしれませんが、少し原因が違いますが、急に関節に痛みが出るという点やひどく痛いという意味では似ています。尿酸値が高くなるわけではあませんが、白血球が増えることはあります。

 

 原因は関節の中にピロリン酸カルシウ厶という結晶が沈着して関節に炎症を起こし、関節の中に水を溜めてしまします。関節液は非常に濁っていて一見化膿したようにも見えます。

 

治療としては濁った結晶を穿刺して、ステロイドと麻酔剤を混ぜた液を注射することで激的に痛みが軽減します。これに鎮痛剤の内服でほぼ痛みは取れてきます。

 

ただ困ったことはこれは特に原因なく再発することがあります。また膝が一番多いですが、ほかの関節にも沈着して発作を起こすことがあります。