生まれつき首が斜めに傾いている場合、筋性斜頚の疑いが有り、三大先天性疾患の一つです。
最も頻度が高いもので、後頭部と鎖骨・胸骨を繋ぐ胸鎖乳突筋という筋肉の拘縮で生じる斜頸です。
典型的な形は、患側と反対側に顔を向け、同側に頚が傾く形です。
また、患側の胸鎖乳突筋には、筋肉のしこりを触れますが、これは生後2~3週でもっとも大きくなり、その後は徐々に自然と小さくなっていきます。
1才半までに8~9割は自然治癒が見込まれます。
生まれつき頚椎や胸椎に奇形があり、そのために首が傾きます。
中耳炎や扁桃炎などの炎症後に、環椎(第一頚椎)と軸椎(第二頚椎)の並び方に異常を生じ、首が傾きます。 このまま固定してしまう可能性もあり、早めの整形外科受診が必要です。
眼の運動をする筋肉の異常が原因で首を傾けます。 テレビなどに興味を示す6か月以後に気づかれることが多く、何かを注視すると首の傾きが大きくなります。
①は生後直後に気づかれることが多く、②・③はX線(レントゲン)撮影、特に③は問診による情報が大事ですので、いつから首が傾いたかを確認します。また口をあけたまま撮影する開口位でのX線や、CT検査を行います。
④は①②③を鑑別した上で、診察上疑わしい場合は眼科受診となります。
「向き癖」の改善として、呼びかけやテレビなどの刺激を顔が向いている反対側から与えるようにします。 1才から1歳半までの間に改善が見られない場合のみ手術や装具による治療を行います。
成長に伴い、何らかの症状や障害が生じた場合に治療を行います。治療は、手術的治療となります。
頚椎カラーによる頸部の安静や、消炎剤の内服、必要に応じて入院の上頚の牽引を行います。
肩こりや腰痛は多くの現在人が持っている共通の悩みです。
最近の研究によると筋肉のこりや痛みは筋肉そのものにあるのではなく、その周囲を包む筋膜という袋にあるということが分かってきました。
筋膜は筋肉どうしを隔てる壁になっているだけでなく、全身の体型を維持するようなボデイス-ツのような役割をしています。
最近の研究で筋繊維自体に痛みを感じるのではなく、痛みを感じる場所は、筋膜にあるということが分かってきました。筋肉が損傷を受けるとその周囲の筋膜は固くなり肥厚してきます。その場所は筋膜が厚くなってこれを外から押すとひどく痛い圧痛点があり、ほかの場所にも放散痛を起こします。この場所をトリガ-ポイントといいます
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上の超音波エコ-でやや上部の白く線上になっているところが筋膜です。
この筋膜の凝り固まったところを薬液で直接リリースする(はがす)ことが出来ます
エコ-を見ながら筋膜に針先を侵入させ、筋膜の重積している中にに局所麻酔剤や生食を入れて筋膜はがしをするわけです。
この患者さんも筋膜はがしを行いましたが痛みや凝りはすぐに軽減しています。
慢性のめまいや頭痛が一緒に取れて喜んでいる患者さんもおられます。
肩こりや腰痛で気になっている方はご相談ください
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しかし注射のほうが飲み薬より効果がよいとか、注射の代わりになる方法ないとかいう場合は注射をせざるを得ません。
膝関節にヒアルロン酸を注射するのに、飲むヒアルロン酸があるからよいと思う人があるでしょうが、それは間違いです。飲むヒアルロン酸は胃酸で分解を受けますので関節に直接届くことはありません。またヒアルロン酸は高分子でないと効果はありませんが、これを直接関節に届けるのは
抗生物質も飲み薬より点滴のほうが効果が強いといえます。またインフルエンザなどの予防も注射しか方法がありません。
すなわち人間は注射を打たずに済ますことは非常に困難です。それでは注射を痛くなくするのにはどのような方法があるかをここに挙げてみたいと思います。参考にしてください。
針は素早く入れ、素早く抜くと痛みが減るといわれています。
2、細い針を使う
注射をするのにもちろん小さい針が痛くないのは当然のことです。
当院ではできる限り小さい針を使うようにしています。
3、注射するところを圧迫する、注射するところをつねる
注射をする部位を針を刺す数秒前からかなり強く圧迫しておき、手を放した瞬間に消毒して注射する と、痛みをあまり感じなくて済むといわれます。
また注射する前に皮膚をつねっておくと痛覚が麻痺を起こします。この方法も痛みをあまり感じなくなります。
4、注射する場所を工夫する。
例えば膝関節の場合,膝の外方より刺入するほうが、内側より痛みが小さいようです。さらに膝の膝蓋骨の
下方より刺入すると、ますます痛みは感じにくいようです。
当院では注射場所を工夫したり、刺し方を変えてみたりしてなるべく痛くないようにしています。
5、注射を打つ前に麻酔薬入りの張り薬を貼る。その後30分ぐらいしたら痛みを感じにくくなります。
また挫滅創はいきなり消毒をすると痛いので、キシロカインゼリ-を塗布して処置を行うようにしています。
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