痛みや炎症の原因物質と、胃を守っている物質が共通しているから 「ロキソニン(成分名:ロキソプロフェン)」は、痛みや炎症の原因物質である「プロスタグランジン」という物質の生成を抑えることで、痛みや炎症を和らげる効果を発揮します。しかし、この「プロスタグランジン」は胃の粘膜を守る役割も担っているため、胃を荒らすという副作用が同時に出てしまいます。
痛みや炎症が起きている場所では、「プロスタグランジン」と呼ばれる物質が増えています。この「プロスタグランジン」は、「シクロオキシゲナーゼ」という酵素の働きによって増えますが、「ロキソプロフェン」や「イブプロフェン」などの解熱鎮痛薬は、この「シクロオキシゲナーゼ」の働きを抑える作用があります1)。これが、「ロキソニン」が痛みや炎症を和らげる効果のメカニズムです。 そのため、捻挫をした時の痛み、肩凝りの炎症から発生した頭痛、生理痛など、「プロスタグランジン」が増えることによって生じる痛みや炎症であれば、基本的にどの場所の症状であっても効果を期待できます。
しかし、「プロスタグランジン」は痛みや炎症を感じさせることだけに関わっている物質ではありません。他にも、実に様々なところで色々な働きをしています。 たとえば胃では、胃の血流を維持したり、胃の粘液を増やしたりして胃の粘膜を守る役割を担っています。そのため、「ロキソプロフェン」や「イブプロフェン」でこの「プロスタグランジン」を減らすと、胃の粘膜の防御能力が弱まってしまうことになります。これが、胃が荒れてしまう原因の1つです。 つまり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を患っている人は、その症状がさらに悪化する恐れがあることから、「ロキソプロフェン」や「イブプロフェン」などの解熱鎮痛薬を使うのは避ける必要があります1)。また、健康な人であってもお腹に何も入っていない空腹時に使うことは避け、できるだけ食後に服用する、それが難しければ何か一口食べてからコップ1杯の水でしっかりと服用することをお勧めします。
肩こりや腰痛は多くの現在人が持っている共通の悩みです。
最近の研究によると筋肉のこりや痛みは筋肉そのものにあるのではなく、その周囲を包む筋膜という袋にあるということが分かってきました。
筋膜は筋肉どうしを隔てる壁になっているだけでなく、全身の体型を維持するようなボデイス-ツのような役割をしています。
最近の研究で筋繊維自体に痛みを感じるのではなく、痛みを感じる場所は、筋膜にあるということが分かってきました。筋肉が損傷を受けるとその周囲の筋膜は固くなり肥厚してきます。その場所は筋膜が厚くなってこれを外から押すとひどく痛い圧痛点があり、ほかの場所にも放散痛を起こします。この場所をトリガ-ポイントといいます
小林整形外科 宇部市 ホ-ムペ-ジ
上の超音波エコ-でやや上部の白く線上になっているところが筋膜です。
この筋膜の凝り固まったところを薬液で直接リリースする(はがす)ことが出来ます
エコ-を見ながら筋膜に針先を侵入させ、筋膜の重積している中にに局所麻酔剤や生食を入れて筋膜はがしをするわけです。
この患者さんも筋膜はがしを行いましたが痛みや凝りはすぐに軽減しています。
慢性のめまいや頭痛が一緒に取れて喜んでいる患者さんもおられます。
肩こりや腰痛で気になっている方はご相談ください
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しかし注射のほうが飲み薬より効果がよいとか、注射の代わりになる方法ないとかいう場合は注射をせざるを得ません。
膝関節にヒアルロン酸を注射するのに、飲むヒアルロン酸があるからよいと思う人があるでしょうが、それは間違いです。飲むヒアルロン酸は胃酸で分解を受けますので関節に直接届くことはありません。またヒアルロン酸は高分子でないと効果はありませんが、これを直接関節に届けるのは
抗生物質も飲み薬より点滴のほうが効果が強いといえます。またインフルエンザなどの予防も注射しか方法がありません。
すなわち人間は注射を打たずに済ますことは非常に困難です。それでは注射を痛くなくするのにはどのような方法があるかをここに挙げてみたいと思います。参考にしてください。
針は素早く入れ、素早く抜くと痛みが減るといわれています。
2、細い針を使う
注射をするのにもちろん小さい針が痛くないのは当然のことです。
当院ではできる限り小さい針を使うようにしています。
3、注射するところを圧迫する、注射するところをつねる
注射をする部位を針を刺す数秒前からかなり強く圧迫しておき、手を放した瞬間に消毒して注射する と、痛みをあまり感じなくて済むといわれます。
また注射する前に皮膚をつねっておくと痛覚が麻痺を起こします。この方法も痛みをあまり感じなくなります。
4、注射する場所を工夫する。
例えば膝関節の場合,膝の外方より刺入するほうが、内側より痛みが小さいようです。さらに膝の膝蓋骨の
下方より刺入すると、ますます痛みは感じにくいようです。
当院では注射場所を工夫したり、刺し方を変えてみたりしてなるべく痛くないようにしています。
5、注射を打つ前に麻酔薬入りの張り薬を貼る。その後30分ぐらいしたら痛みを感じにくくなります。
また挫滅創はいきなり消毒をすると痛いので、キシロカインゼリ-を塗布して処置を行うようにしています。
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